アカメガシワ似の樹
アカメガシワやアブラギリは子供の頃から知っている木だが,時々区別ができなくなる。身近過ぎてきちんと(分析的に)観察したことがないからだろう。
これでは遺憾!と,似たもの4種の比較対照表を作ってみた。
難しいのは,葉が大きく分裂葉も多く出る “若木” の時。よく似ていると思っていたが,実際には明瞭な違いがあった。特に「③ 葉の蜜腺」が決定的である。
しかし,手に取ってジロジロ細部を調べての同定はカッコ悪い。いずれ「近くからパッと一目で」にならなければ…。
『改訂新版 日本の野生植物』によると(黒沢高秀 2016),
アブラギリ Vernicia cordata は:---- 「本州(中部地方以西)・四国・九州の山地に生える。中国・台湾・朝鮮半島原産の帰化植物として扱われることも多かったが,これらの地域には分布しない。 」----
これは驚いた!日本固有ということになる。確かに『Flora of China』には,オオアブラギリと カントンアブラギリ V. montana しか出て来ない。
日本でもたまに栽培されることがあるという熱帯性のカントンアブラギリ(広東油桐) は無視した。蜜腺は突出して凹形, “常緑” であるという。
⇒ [PDF 対照表]
これでは遺憾!と,似たもの4種の比較対照表を作ってみた。
難しいのは,葉が大きく分裂葉も多く出る “若木” の時。よく似ていると思っていたが,実際には明瞭な違いがあった。特に「③ 葉の蜜腺」が決定的である。
しかし,手に取ってジロジロ細部を調べての同定はカッコ悪い。いずれ「近くからパッと一目で」にならなければ…。
『改訂新版 日本の野生植物』によると(黒沢高秀 2016),
アブラギリ Vernicia cordata は:---- 「本州(中部地方以西)・四国・九州の山地に生える。中国・台湾・朝鮮半島原産の帰化植物として扱われることも多かったが,これらの地域には分布しない。 」----
これは驚いた!日本固有ということになる。確かに『Flora of China』には,オオアブラギリと カントンアブラギリ V. montana しか出て来ない。
日本でもたまに栽培されることがあるという熱帯性のカントンアブラギリ(広東油桐) は無視した。蜜腺は突出して凹形, “常緑” であるという。
⇒ [PDF 対照表]