FC2ブログ

隠岐にあるのはエゾキケマンだった

 ※  『隠岐の文化財』という地元誌(第29号)に掲載予定の原稿を転載しました。
ネット上に公開されている「青森県植物誌」の解説(細井幸兵衛氏による)を引用させていただきました。感謝申し上げます。

今までミヤマキケマン Corydalis pallida (Thunb.) Pers. var. tenuis Yatabe とされて来た種(ケシ科キケマン属)が,実はエゾキケマン Corydalis speciosa Maxim. であることが明らかになった。同定は福岡教育大の福原達人博士によるもので,疑問の余地は全くない。更に,隠岐産のものはトサカキケマン C. pterophora Ohwi とすべきであろう,という同氏の見解も併せて紹介したい。

エゾキケマンは北海道以外では青森・岩手両県の一部にしか自生しないし,トサカキケマンと見なせば日本では隠岐だけに分布することになる。まだ一般には知られていない衝撃的な事実である。

 1. 何故ミヤマキケマンと間違えたのか
地元の研究家による過去の記録はすべてそうなっているし,専門の分類学者までミヤマキケマンとして報告している。「隠岐のは少し違う」と言われる種は時々あるのだが,本種に関してはそんな噂を聞いたことがない。今まで疑う人はいなかったということか?不可解な話だと思う。むろん筆者の場合も,エゾキケマンの可能性など一瞬たりとも考えなかった。ミヤマキケマンの母種であるフウロケマン C. pallida var. pallida との区別に,多少迷った程度である。

北海道にエゾキケマン,本州の近畿以東にミヤマキケマン,西日本(中国地方・四国・九州)にフウロケマン,の似たもの3種が分布しているとされる。そしてこの3者の区別は,大井「植物誌」の検索表では次のようになっている(以下ミヤマキケマンとフウロケマンの区別は無視する)。その後に続く主要図鑑や,最新の“Flora of Japan(日本植物誌)”にも同じことが書いてある。

 ・種子の表面に細凹点がある --------------------- エゾキケマン
 ・種子の表面に円錐状の突起がある -------------- ミヤマキケマン

再度自分でも調べてみたが(島後:大満寺山,島前:高崎山),凹点は全く感じられなかった。円錐状に尖る突起もなく,緩やかな凸レンズ状のふくらみがあるだけである。確かにこれでは,検索表に従って「エゾキケマンではない」という結論を出さざるを得ない。突起の高低に多少の変化はあるが,少なくとも「凹点」ではないので。この「凹点」という表現が混乱の元凶という気がする。他に,北海道産エゾキケマンの実物を知らないことも遠因となっているのであろう。分布が「北海道」や「沖縄」だけになっていると,筆者なぞは直ぐに検討の対象から外してしまう。

 2. 「凹点」は図鑑のミスか
これについては結構悩んでいたので,細井幸兵衛氏(青森県)の詳細を窮めた解説(2009)に出会って感激した。「印刷工の誤植では?」という説である。

 《・・・私は長年にわたって本当のエゾキケマンを探し続けてきた。その結果、過去の誤りをやっと解決出来た
 ・・・大井次三郎博士による種子表面の解説を見ても、本物のエゾキケマンに巡り合って認識するまではよく理解できなかった。そんな訳で私には思ったよりもエゾキケマンの理解には長い年月を費やした。
 ・・・青森県産の多くの種類を正確に理解するために北海道によく出かけて色んな種類を観察し採集もしてきた。
 ・・・私が観察した限りではミヤマキケマンは間違いなく円錐状の小突起が密布しているが、エゾキケマンでは凹んだ凹点ではなく、凸レンズ状に低く盛り上がって密布しているので、最初の印刷の際に凸点とすべき活字を凹点と誤植したのがそのまま間違えられてきたものであろうと想像している。
 ・・・この解説は「大井次三郎著北川政夫改定 新日本植物誌 (1982)版」にも「日本の野生植物Ⅱ (1982)(ケシ科は大井が担当)」にも受け継がれ、エゾキケマンとミヤマキケマンについては基本的には当初の説明は変っていない。しかし残念なことにこれらの説明は根本的に間違っていたのである。そのことについては誰も気づかず、一度も訂正されることなく今日まで過ぎてきた。
 ・・・昭和15年(1940)の「菅原繁蔵:樺太植物図誌第三巻 978-979, 1940」にも「…種子は純黒色楕円形にして, 多数の小疣状突起を有す」と説明しており、凹点とは述べていない。・・・》

大変貴重な指摘で,これを読んで隠岐のものをエゾキケマンであるとほぼ確信した。しかしその後,「誤植」と考えるのはやや不自然という気もして来た。検索表だけでなく,本文の記載も凹点となっているし,図鑑自体数度の改訂を経ている。ちなみに,地元の「北海道植物誌(2004 合田勇太郎)」まで「細凹点を密布する」としている。また分らなくなって来た。

福原先生からの私信(2010)では以下のような表現であった。
 《・・・ミヤマキケマンやフウロケマンでは、種子はイボ状の突起に覆われていますが、エゾキケマンや隠岐島後で採集した植物では突起が無く、表面の細胞の境界が浅く凹んでいる(これが凸点に見える)だけでした。・・・》

「見える」という点がポイントであろう。これは屁理屈だが,高い部分を基準面(種子の表面)と考えれば低い所は凹点,低い部分を基準にすれば高い所は凸点,と言えなくもない。肝心な点は,出っ張りの「先端が円錐状に尖るか,あくまで円鈍か」である。いずれにしても,凹点の「点」は明らかにまずい。

ウェブ上で見ることのできる,巨大な“Flora of China(中国植物誌)”に注目すべき記述があった。日本にも凹点の出る変異型があるのだろうか。
 エゾキケマン:
   種子は,卵形~洋梨形,表面に「低い隆起,または(北限産地で)線状の小さなくぼみがある」,柱頭の突起は8個。
 ミヤマキケマン:
   種子は,円形で「刺状の突起がある(稀に平滑)」,柱頭は三日月形で突起は(4-)6個。

以上,「凹点」が間違いとまでは言えないとしても,誤解を招きやすい不適切な表現であるとは言える。ただそうだとすると,「凸点」同士の高さや尖り方の違い,つまり「程度問題」ということになるので,数多く観察して慎重に判断する必要がある。なお,「種子の形状や,柱頭の突起」については未検討,今後の課題である。しかし後述するように,隠岐のもの(隠岐型)の場合は,花弁の尖り方もミヤマキケマンとは違うので,大きな安心感がある。

まだ隠岐型の観察数が十分ではないが,インターネットの写真で見る各地のミヤマキケマンとは,種皮の突起に有意の差があると思う。隠岐型とそっくりの種子写真があったのは,韓国のサイトに限られる。鮮明な顕微鏡写真を複数のサイトで確認できるが,低い凸レンズ状のふくらみが並ぶのみで,「凹点」という感じは微塵もない。もちろん表示はC. speciosa (エゾキケマン)となっておりミヤマキケマンではない。

なお,“Flora of China” には,キケマン属の種456がズラリと並んでいた(日本には約15種)。「特に中国に多い」と言われてはいるが,これはもう恐怖だ。「適応放散」とはこのことか。日本で例外的に大きいのはスゲ属Carex で250種程度。

また,ミヤマキケマン(P. pallida)は「中国にはなさそうだ」という注釈があり,分布は「中国?,日本,韓国?」となっていた。日本で独自に進化したのだろうか。

“Flora of China” の「または,(北限産地で)線状の小さなくぼみ… or (in northernmost localities) with small linear depressions」を読んで妙な想像をした。エゾキケマンはロシアのマキシモヴィッチ(Maximowicz)によって1859年に記載され,タイプ産地はアムール川近くだそうである。ひょっとしたら,原記載に「凹点」と書いてあるのではないか?原記載の呪縛は長く続くものだ。基準標本(タイプ)が例外的な変異型だったりすると悲劇である。

 3. エゾキケマンの分布
エゾキケマンの分布については,「日本植物誌」以来,『北海道,本州北部(早池峰山)-東シベリア,満州,中国(北部),樺太。』で,保育社図鑑(北村四郎,1961)も同一内容である。つまり,本州では岩手県の早池峰山(標高1,917m)にしかないものが,隠岐には普通にあるということを意味する。そして北海道にはエゾキケマンが普通で,ミヤマキケマンはないらしい。ミヤマキケマンが主体の本州とは逆,やはり別の世界であるようだ。

本州での分布は,最近のレッドデータブック(都道府県版)で次のようになっている。
 青森県: 最重要希少野生生物(絶滅危惧Ⅰ類)
 岩手県: 情報不足

やはり細井さんの記述が興味深い。
 《下北半島の東北端に、寒立馬(カンダチメ)で有名な尻屋岬がある。その尻屋部落から3km南の尻労(シツカリ)部落までは太平洋岸沿いに断崖地が続いて通行出来ない。ここの尻屋側にエゾキケマンが分布しており花の時期には黄色く目立つ。このエゾキケマンを最初に見つけられたのは根市益三である。その後で部落側のスギ造林地内にも分布していたので、機会があれば近辺をもっと詳しく調べてみたいものである。今のところ青森県では他に産地はいないようである。》

岩手県については,《私は早池峰山に3度ほど登っているがエゾキケマンを見たことがなかった。・・・私の標本から遠野市にも分布していたことが分かったので、岩手県では意外に広い分布域が見出せる可能性があると思っている。・・・》と述べておられるが,レッドデータブックによると「過去の記録のみで現状が確認できない」ということのようだ。つまり,その程度でしかない。本州北端の地に「ある」とは言うものの,だいぶ隠岐とは事情が異なる。

隠岐で本種とそっくりの極端な隔離分布をしているものに,シダのオオエゾデンダ Polypodium vulgare があり,「氷河期の遺存種(レリック)」と考えられている。つまり,寒冷期に広く連続的に分布していたものが,温暖化にともない途中の地域では消滅した。ただ本種の場合,対岸の島根・鳥取両県によく似たミヤマキケマンがいくらでもあって,途中が抜けているわけではない。単純にオオエゾデンダと同じとは考えにくい。「隠岐と本州中部以北」という隔離分布は何例かあるが,青森県まで跳ぶのは他にない。そして北海道はあまりにも遠い。他の植物の例から考えると,むしろ朝鮮半島との縁の方が深そうである。

 4. トサカキケマンなるもの
今回の騒ぎは,地元の仲間からのメールで始った(2010.6.6)。
《5月23日に自然観察指導員の研修会で鷲ヶ峰を歩きました。・・・駐車場の近くの沢の横で一風変わったキケマンを見ました。・・・これがトサカキケマンなのでしょうか?》

「えっ!トサカキケマン?」となって,文献を捜しまわったがそんなものは出て来ない。出所はインターネットに違いないと気付いて,福原先生のホームページを発見。隠岐で撮った大きな写真に次のようなコメントがついていた。

 『北海道と早池峰に分布するエゾキケマンと良く似ていて、外花弁の舷部(先端の広がった部分)の形状が違う以外に明瞭な区別点がない。日本では隠岐・島後でしか見つかっていないが、韓国には広く分布する。』
 『外花弁の舷部(外側の2枚の花弁の先端の広がった部分)が縦に長く、先端が緩やかに細まる。エゾキケマンや他の日本産キケマン類では円形に近く、先端は急にとがる。』

「これは大変」と福原先生の業績を検索してみたら,関係する論文が多く出て来てこの仲間のスペシャリストという印象を受けた。ただし,論文の内容は高度で,素人が分類の参考にするようなものではない。

トサカキケマンの学名すら分らないので一歩も前へ進めない。福原先生に教えを乞い,以下のメールを頂戴した。なお,ミチノクエンゴサクにも大いに驚く。やはり皆がヤマエンゴサクだと思っていたものだ。

 ************************
「トサカキケマン」に関心を持って頂き、ありがとうございます。

トサカキケマン(Corydalis pterophora Ohwi)は、1930年代に、『日本植物誌』などを著した植物学者の大井次三郎が、朝鮮で発見した種ですが、大井自身は、その後、北海道と岩手県早池峰山にあるエゾキケマンに含まれるものだと考え直し、植物図鑑等もその見解を踏襲しています。

十数年前に隠岐島後に採集に行く前は、特に疑問を持っていなかったのですが、島後の何ヶ所かで採集した植物は、トサカキケマンと一致するものでした。

隠岐では、ミヤマキケマンの分布が報告されていましたが、採集した植物の特徴はエゾキケマンに似ていました。特にハッキリしているのが種子で、ミヤマキケマンやフウロケマンでは、種子はイボ状の突起に覆われていますが、エゾキケマンや隠岐島後で採集した植物では突起が無く、表面の細胞の境界が浅く凹んでいる(これが凸点に見える)だけでした。また、種子を横から見たときの輪郭はミヤマキケマン・フウロケマンがほぼ円形なのに対して、エゾキケマンや隠岐の植物は卵形をしています。
エゾキケマンと違うのは、花弁の特徴で、丹後さまが挙げておられるとおりです。

その後、さまざまな資料を調べ、採集もしましたが、日本ではトサカキケマンは、今のところ、隠岐島後でしか見つかっていません。島前は、わずかな区域しか調査をしていませんが、見つけることができず、報告もされていないと思います。また、私が見回った限りでは、ミヤマキケマンはありませんでした。
隠岐のトサカキケマンと同じものは、韓国ではわりと普通に見られます。

残る問題は、エゾキケマンとトサカキケマンが同じ種の中の違いに過ぎないのか、別の種なのかと言うことですが、エゾキケマンは北東アジアに広く分布する種で全体像を把握していません。
ただ、日本のものを見る限り、分布が明確に分離し、形態も違いますのでエゾキケマンと区別しておく方が良いと考えています。
ただ、もしエゾキケマンであるとしても、先に述べたとおり、従来知られている分布地からかけ離れていて、特筆すべきことには間違いありません。

隠岐の中でのトサカキケマンの分布等、もし新しいことが分かりましたら御教示頂けると幸いです。
隠岐島後では、大満寺山山頂近くに、ミチノクエンゴサクが生育しており、福井県以東を除いて唯一の産地です。キケマン属の分布を考える上では興味深い地域だと思います。
 ************************

トサカキケマンの最も重要な特徴は「花弁(上側の外花弁)上部の形(尖り方)」にあるということが分った。
 A.エゾキケマン:  円形~切形~しばしば凹形で,普通は中央部が短く突出する。
 B.トサカキケマン: 長めの三角形状で徐々に尖り,くびれはない(あってもわずか)。

「くびれ」というのは「先端がつまんだように急に尖る」ことを意味する。多少の変化は見られるが,経験の少ない筆者でも十分認識できるほどの差だ。もちろん典型的な個体については,誰でも分るほどはっきり違う。

インターネットの写真を多数チェックしたが,北海道のエゾキケマンと本州のミヤマキケマンはいずれもはっきりA型であった。そして,韓国のサイトのほとんどが隠岐と同じB型である。

なお,“Flora of China”では「鋭尖~鈍頭~やや凹入」となっていて,A・B両型を区別していない。つまり,トサカキケマンをエゾキケマンに吸収。わざわざ,「上側の花弁のサイズや形は変異が多く・・・」と付記してある。

実は日本でも中国・韓国でも,トサカキケマン C. pterophora はエゾキケマン C. speciosa の異名という扱いで,現在トサカキケマンなる種は忘れ去られている。しかし,隠岐の住人としてはトサカキケマンを復活させ,より精密な把握をしておきたい。上側の花弁に目で見て分る違いがあるし,何よりも日本での分布が隠岐に局限されている。そして,この分野に詳しい福原先生の同意がある。

エゾキケマン(隠岐型)

 
  【追記】 2018.2.18

『改訂新版 日本の野生植物』(2016,平凡社)の記載。
担当執筆は福原達人博士。

「エゾキケマン …… 北海道・本州北部・隠岐,シベリア東部・中国・サハリン・朝鮮半島に分布する。隠岐および朝鮮半島南部の個体は外側の花弁の舷部が楕円形で他地域の個体(ほぼ円形)と異なる。」

西日本初 ヒオウギアヤメ Iris setosa var. setosa

  ※ この記事を読まれて本種の自生場所が推測できる方は,しばらく内緒にしておいて下さい。悪意がないとはいえ,掘取って持帰りたくなる人が必ずいます。

「高地,寒地の湿性の草原にはえる多年草。外花被片の模様はアヤメに似ているが,内花被片はいちじるしく小形で目立たず,・・・本州の中部以北・北海道,アジア東北部・アリューシャン・アラスカに分布する。」
  『日本の野生植物(平凡社,1982)』から引用。

誰が見てもアヤメ Iris sanguinea に見えるが, “内花被片” の長さは1cm内外,約4cmあるアヤメとははっきり区別できる。よって同定に疑問の余地はないが,問題はその分布である。

“中部以北” となっているが “中部” は実質的に長野県と考えてよさそうである。日本海側では富山県から現れるが,『富山県植物誌(1983)』によると「深山,亜高山の湿原の滲出湧水地にごくまれに生育」。太平洋側は,福島県まで記録がなく(福島県 “注意” 種),関東は内陸部の栃木・群馬両県のみである。

日本花菖蒲協会のウェブサイトで,会報の記述に「南限は岐阜県北部」となっていた(あやめ漫談 夢 勝見)。 “北部” を素直に取れば隠岐と同緯度になる。隠岐が本種の南限自生地という可能性も出て来た。隠岐が北限のものは数多く西限も多少ある。しかし南限というのは聞いたこともない。南アルプス・伯耆大山・四国山地の石鎚山などに必ず負ける。隠岐の最高峰608mでは初めから勝負にならないのだが。

本種は○○○○氏が10年ほど前に気付いたものである。場所は○○集落の入江を少し出た浜辺の塩湿地。専門家を案内したこともあるが「似ている」と言われたきりで,そのままになっているそうである。近い場所に観光用の施設(ログハウスの宿舎数棟)があったことが災いした。植栽を疑ったのだと思われる。

自分も一昨年話を聞いた時(2011.5.19),思わず「う~ん」と言ってしまった。自然な反応だと思う。棚上げにしかかったが,思い直して次のような提言をした。
 (1) ヒオウギアヤメが,果たして低地で生育可能か?については,栽培情報から問題なさそう。海岸にも十分遺り得る。
 (2) 人の行かない山地で発見できれば言うことはない。ニッコウキスゲやキンコウカの自生地が一つの狙い目。とにかく山中の湿地の調査。
 (3) 現地の自然度が高いかどうかの徹底した吟味。他の種の継続的なリストアップが必要。
 (4) 群生地であれば気付いていた人がいるはずなので,地元の人に聞き回る。
 (5) 類似の環境(海岸の渓流)が他にないか?

 【1】 昔からあったのか?
○○○○氏からメール連絡あり(2011.6.3)。地区総出の清掃作業日という絶好の機会,休憩時間にお年寄全員の話を聞いたという。
 「70年前にはもっと広がっていて,メダカ取りなどして子供の時に遊んだ。」
 「海遊びの時に,あそこでよく水を浴びたものだ。」

80歳前後の複数の人の証言である。近くの田畑を造成して観光施設ができたのは,今から41年前の事に過ぎない。そうか,植栽(栽培)ではなかったのか。思わず「デカした!」と返信をしてしまった。昔は,一般庶民が花を植えるような文化もその余裕もない。ましてや,普段は人の行かない村外れの海岸である。何よりも,その当時苗の入手が可能かどうか。

(4)については,子供の記憶に残っているだろうかと正直不安だったが,遊び場であれば納得が行く。それに紫の花も大きくて目立つ。よく覚えていてくれました。

「もっと広がっていて」が自生地らしくていい。歩道らしきものがあるのは,ログハウスを作った時に一部が埋められたのであろう。海水浴での水浴びの話は特に真実味がある。夏になると隠岐の子供は毎日海に入っていたが,帰りにそのまま服を着ると肌がべたついて気持が悪い。近くに井戸など真水があれば競って水を被ったものだ(今のシャワー)。

ヒオウギアヤメは隠岐の植物にとって歴史に残る大きな発見である。自生を直接証明する貴重な証言であるので,きちんと記録に残しておくべきである。できれば,私も伝聞ではなく自分の耳で聞いておきたい。植物に無関係の第三者に立会ってもらえれば更に良い。それでも将来,「植えたんだろう」と言出す人は必ず現れる。

この証言で他人の説得はできるであろう。なるほど,自生であることは判った。しかしどうもスッと腑に落ちない。一年以上引きずって来たが,以下のように考え自分自身を説得できた。今は “自生” に疑問を感じていない。

 【2】 遺存的な隔離分布
中部地方以北と隠岐だけ,確かに信じがたい分布ではある。しかしこれには先例が幾つもある。よく似た環境・生態(高山・湿地)のものでは,例えばニッコウキスゲやキンコウカ。この2つはわずかに近畿にも分布が及ぶが。厳密に中部以北なら,高山性ではないがシウリザクラやミチノクエンゴサクがある。

そもそも遺存分布は跳び離れたもので,近畿以西に2-3ヶ所程度のものならまだまだ実例がある。ここでは高山性のシロウマアサツキ挙げるにとどめるが,化石的な“遺存分布” というものの実情を今回自覚できたような気がする。ただ,シロウマアサツキは化石ではなく,隠岐で進化した低地性の “生態型(エコタイプ)” かもしれない。分布が広い上に元気がよ過ぎる。         
[⇒ シロウマアサツキ]

 【3】 極端な標高差
本来の生育環境はどうも高層湿原のようである。図鑑類には「海岸にも出る」とは書いてない。長野県の分布図を見たら,標高1.000~2,000mに産地が集中していた。ところが色々調べて,北地では海岸にも群生が出現,塩湿地でも見られるということが判った。それでは隠岐の “海抜1m” は容認できるか?「現にあるんだからそれでいいんじゃないの」というような話ではない。

海辺という場所は,植物にとって高山並の厳しい環境で “違うのは気温だけ” と単純化して考えることにする。これも隠岐の実例で言うと,ニッコウキスゲ・キンコウカが海抜150~200m。海抜1mと比べ大した気温差とも思えない。真夏の暑さは問題になろうが,現地は南向きでも西向きでもない。南側には山が控え,近くには樹木も多い。一日中かんかん日照りの猛暑地ではない。

それに本種が低地(高温)では生きられないのか?という問題もある。以下はヒオウギアヤメを扱う園芸関係のサイトからの抜書き。
 「本州では高山の湿地に自生します。 低地でも問題なく育てられます。」
 「日当たり、水はけのよい場所に植えましょう。暖地では夏場は半日陰になる場所で育てます。」
 「ヒオウギアヤメは高地の湿った場所に自生する花ですが、比較的暑さにも強く、また水を多めにやるくらいで十分育ちます。」

高地の低温環境に生育する理由は,他種との “競争力” の問題かもしれない。つまり,温暖な低地は敵が多く生存競争に負けるのであろう。自分の力が発揮できる高地に逃げたと解釈できる。逆に言えば「人がニッチ(生育環境)の競合種を排除してくれたり(栽培管理)」,或は「自然状態でも競合種が入り込めないような環境」なら,低温でなくても十分生育できるということ。特殊で過酷な環境に限って出現する植物があるが,全ての種がその環境を “好んで” いるわけではないし,“そこでしか生きられない ” ということでもない。つまり,過酷な場所に “強い” のと “好む” では意味が異なる。

なお,本種の自生地が「競合種が入り込めないような環境」になっているのでは?に関して,前回の “ヤマイ” のブログで言及した。当っているかどうか自信はない。ただ,結果論ではあるが,現に競合種(雑草・雑木)の侵略を受けていないので,そのような環境だろうとは思う。人が手を掛けた形跡は全くない。      
[⇒ ヤマイ]

高山性の種の遺存,確かに例はある。しかしそれらは,人の行かない或は行けない山の中の,安定した環境での話である。本種の生育地は集落内の浜辺。ここで過去何百年生き続けて来たか分らないが,危ない綱渡りの連続だったのではないか?この場所が “聖地” のように思えて来た。

 【4】 ただ1ヶ所の自生
隠岐で1ヶ所だけというのがあり得ないような気がする。しかし上に例を挙げたニッコウキスゲとキンコウカは,私の知る限り僅か2ヶ所。シウリザクラやミチノクエンゴサクはやはり1ヶ所でしか確認できていない。

考えてみれば,少しも不思議なことではないことに気付く。ある種が一斉に突然滅びるという事態は考えにくい。天変地異でもない限り。そうだとすれば,徐々に減って最後に1ヶ所になるのはごく自然な成行きである。現在数ヶ所にあるものも,50年後には1ヶ所だけという可能性を否定できない。私達が今まさに,ヒオウギアヤメ絶滅(西日本から)の最終ステージに立会っているのかもしれない。

 【追記】
ついでに国外の様子をちょっと調べてみた。韓国(北部)・北朝鮮・中国吉林省(満州)・アムール・カムチャッカ・ハバロフスク・千島・サハリン・アラスカ・…。どうも寒そうな地名ばかりが並ぶ。韓国では希少種の指定,北朝鮮では郵便切手になっていた。

アラスカでも “海辺の湿地” に生えているそうである。そしてその分布域の最南端に,隠岐諸島の○○海岸がある。


 【追記 2013.7.22】
○○氏が聞取り調査をした一人,84歳の方(男)に電話をして直接話を伺った。「ログハウスができた頃には,少し減っていました…」という。間違いない。

全く別の若い方(男性,65歳)にも聞いてみたが,よく覚えておられた。そして「誰かが植えたのでは?」という意見には苦笑。○○地区には,昔からあったこの「アヤメ」を知っている人が多い。

これ以上必要がないと思い,電話するのをやめた。


 【追記 2014.6.8】
本種の自生(植栽や逸出ではない)を立証,あるいは自身で納得するために,(1)~(5)のチェック項目を挙げていた。その内,(1) 低地(暖地)でも生育可能,(3) 現地は人為的に干渉・管理されていない,(4) 複数の地元高齢者の証言(40年以上昔),の問題はクリアできたと思っている。

まさかと思っていた,(2)と(5)に関わる新たな自生地が発見された。集落から遠く離れた(3km近く)人の行かない海岸である。上の道路から降りる細い路が一応あるが(約400m),たまに釣りをする人が通る程度だと言う。確かに入口もはっきりしない,藪をかき分けて進むような急坂だった。

北向きの入江の水に濡れている岩場,西側には崖があって日影,夏場の極端な高温は凌げそうな雰囲気がある。そこの一画に小さな群生がポツンとあった(約20株)。既に花は終り果実になっていたが,花茎が分枝(枝が2~4本)しているので他のものではあり得ない。

案内して頂いた方によると,岬町の方が今年5月に偶然発見されたそうである(浜掃除のイベント)。お名前を明かしたいのは山々であるが,本文との関連でここでは公開しないでおく。盗掘による消滅が何よりも恐い。可能性の問題ではなく,島後地区では現実に度々起きているらしい。何千年か何万年か知らないが,放置された状態で今まで生き延びて来た訳で,人による攪乱さえなければ簡単には絶滅しないであろう。「植生が変化して…」というような環境でもない。

実は未だに,植物関係者には “自生” を疑っている人が多い。このブログを読んでも信じないのでは仕方がないと諦めていたが,今度は大丈夫であろう。私にとっては,あるいは隠岐にとっても夢のような出来事で,一つの役目を果たし終えたという気がする。

ヤマイ Fimbristylis subbispicata

 K さん

何の変哲もないカヤツリグサ科のヤマイ,何故今頃そんな話が出て来るんだと言われそうですね。その動機には末尾で触れますが,取りあえずは次の3点を検討してみるのが目的です。以前から何となくこのように感じていました。

 ・ 隠岐では非常に稀
 ・ 海辺を好む
 ・ 生育地の環境は自然度が高い

ヤマイの分布状況を調べ始めたのですが,北海道と沖縄,隠岐と同緯度の福井・長野・茨城,その他数県でやめました。何処でも “普通種” で調べる意味がありません。

しかし,私のヤマイ経験は以下に書いたのが全て。岡部さんや丸山先生の目録にも現れない事を考えると,隠岐ではこんなものなんでしょうか。なお,杉村先生は県下で6回採集していますが(標本目録1),その内の2回は西郷町加茂です。

(1) 私が初めて出会ったのは遙か昔,植物を調べ始めて間もない頃でした。知々井岬のカキラン Epipactis thunbergii の群生地。ぎっしりあって一体何だろうと思ったものです。大の字で数人が寝転べるぐらいの広さでした。現在もカキランは残っていますがヤマイは消滅しました。以前よりも乾燥化が進んでいます。その原因は分りません。海岸から100mほど入った渓流で標高は30mの地点。

(2) 2度目もその近くの海岸で,こちらは標高1mで波打際から3mの位置でした。小さな流れが浜へ出て岩を濡らし,ヤマサギソウ(ラン科)とシオクグ(塩湿地のスゲ)がありました。現在残っているのはシオクグだけです。樹が成長して日蔭になったためでしょう。

(3) 次が,島後○○○の海岸です。職場の出張で○○○○に一泊,早朝の散歩で見つけました。30年以上前になりますが,「ここにもあった!」と思った事を覚えています。ハナゼキショウ Tofieldia nuda を見たのもその時だったような…。

インターネットの「日本の水生植物」というサイトに以下のように書いてありました。

「和名はヤマイ(山藺)であるが、山岳部の植物ではない。山地の湧水近くに偏在することがありこう呼ばれるようになったらしいが、平野部湿地にも自生する湿地植物であり、むしろ海岸に近い環境を好む植物である。画像は新潟県佐渡の海岸にアイアシと共に群生していたもので、満潮時には潮を被る場所であり、どちらかと言えば塩湿地に育つ耐塩性を持つ海浜植物の印象だ。」

我が意を得たりと思いましたが,内陸部の山地にも多いのでいわゆる “海岸植物”ではないでしょう。ただし “塩分に強い” ことは間違いありません。日本の図鑑類にはほとんど “海岸” の文字が出て来ないんですが,「中国植物誌 Flora of China」は,「丘陵地・谷筋・ 低湿地・河辺・水辺・海岸・塩沼地」と詳しいです。

その後は退職後ここ10年間の経験です。3回しか出会っていません。これは少ない数です。別に捜しているわけではありませんが,水辺ですのであれば気付くはずです。隠岐に少ない理由,全国の離島の状況を調べれば何か分るんでしょうか?

(4) 上那久の壇鏡神社へ向う道路際に一握り,そこは水田地帯できれいな水が浸み出していました。今まで見てきた中で唯一人為的な攪乱(溝掃除・草刈)のある場所です。ただし,必要なのは水と日当りであって,人の干渉を好むかどうか?もしそうであればもっと沢山あってもよさそうなものです。草刈の頻度と時期によってはすぐに消えてしまいそうな気がします。

(5) 津戸に至る半島の付け根,海蝕崖の上の斜面です。ここは一見乾いていましたが,すぐ下には小さな窪地もあってカモノハシが生えていました。海岸近くの岩は結構水が浸み出しているものです。

(6) 最後が島後○○○海岸での再会。生育状態が大変よく感動しました。30年間環境が変っていないのだと思います。そしてここが驚異のヒオウギアヤメ Iris setosa の生育地です。一昨年現地を見た時,人手が加わっていない場所だと思いましたが,感じだけで裏付けがありません。ヤマイの存続が一つの証拠になりました。

国賀のホタルサイコの自生地に,三瓶自然館の井上さんを昨年案内したことがあります。初めて出会った目的の種よりも,氏がその周りの植物を丁寧に見ているような気がして,なにか違和感を覚えました。少し経ってから「さすが生態学出身」と思い直したのですが。私なぞは当の現物しか目に入りません。周りのものがありふれた種ならなおのこと,記憶にも残りません。第1回目の知々井岬のヤマイ群落さえ,あれほどあったものが何に置き換わったかを確かめていません。

○○○海岸のこの場所,何故雑草や雑木が生えないんでしょうか。「人の管理によって」は論外です。次のように考えました。
 ・岩上の浅い池で泥土がほとんどない。
 ・絶えず山からの清水が供給されている。
 ・年に何度か波が洗い塩分の影響が強い。

他には滅多にないような特別な環境だと思います。他の植物が進出できないんではないでしょうか。ヤマイはもとより,ヒオウギアヤメの生育も容認できる気がして来ました。標高差問題(1m対1,000m)については稿を改めます。

なお,ヒオウギアヤメは「何故(Why)あるのか」と問うのではなく,「如何にして(How)遺り得たか」と捉えるべきです。かつての寒冷期には,広く分布していたはずですので。

サイコクベニシダ Dryopteris championii

隠岐のベニシダ類は以下の6種に限定して考えてよい。他の記録は一切ないし,それらしきものを見たこともない。また,分布上あってしかるべきと思える他の種も思いつかない。

例え他のものがあったとしても,まず簡単にはお目にかかれないと思う。なにも数を増やして事を複雑にする必要はない。ただでさえ厄介な連中なのだから。この6種類に限ると言われれば,少しは元気も出るはずだ。

 ベニシダ  D. erythrosora
 トウゴクシダ  D. niipponensis
 ハチジョウベニシダ  D. caudipinna
 オオベニシダ  D. hondensis
 マルバベニシダ  D. fuscipes
 サイコクベニシダ  D. championii

サイコクベニシダであるためには,次の2つの条件を満たす必要がある。逆にこの2点さえ確認できれば,間違いなくサイコクベニシダであると言ってよい。時に中間型が現れてどちらとも判断できない(或はどちらでもない)ことのあるベニシダ類としては,例外的に判り易くて気持がいい。

(1) 葉柄と中軸に赤褐色の鱗片が密生,葉柄の地肌がみえないほど分厚くつく。しかも宿存性で秋季以降も落ちない。
(2) 葉柄下部の鱗片の,基部辺縁に鋸歯状の歯牙(ぎざぎざ)がある。突起は低くて疎ら,やや見にくいがはっきりとある(ルーペが必要)。

(1) は著しい特徴で,一目でアッと思うくらいよく目立つ。とてもベニシダの仲間には見えない。 “葉柄に鱗片が密生” だけでサイコクベニシダと決めてよいようなものだが,厳密に言うと1種だけ例外がある。
 ※ アツギノヌカイタチシダマガイ D. simasakii var. paleacea
なるものがそれで, “厚着の” は鱗片がぎっしり着くことを意味する。

それに対しては(2)に基づき,アツギには鱗片辺縁の歯牙が “ほとんどない” ことを使う。他にも色々差はあるが,区別が困難なほど似ている型も出るらしい。両者の比較については,名著「写真でわかるシダ図鑑(池畑怜伸 2006,トンボ出版)」が詳しい。ここまで調べて「やはりアツギではない」と思った。しかし種の境界が曖昧なのはなにもベニシダ類に限ったことではない。無融合生殖を基本とするグループにはよくある話だ。

ただこの種の分布,本州では「東海地方・紀伊半島・山口県」を考えると,隠岐にはあり得ない。島根県では,わずかに石見西部(日原・津和野)で確認されているが,ここは “ほとんど山口県” と言ってもよい地域。

もう一つチェックすべき種があって,それが(2) の条件を満たしている
 ※ ギフベニシダ D. kinkiensis
である。差異は,葉柄や中軸の鱗片が “汚褐色で少なく,葉柄の地肌が見える” 点だという。他にも,葉質がより薄い,葉面が細長い “楕円形” ,羽軸が斜上(中軸に対し羽軸が鋭角に出る),などの違いがある。これについては鱗片の量が決め手になるし,葉身の形がはっきり異なる。サイコクベニシダの葉身は “卵形” で,下部ではっきり幅広く羽片も直角に近く開出する。

ソーラスの位置が “中間性~中肋寄り” という点も強調されるが(サイコクベニシダは中間性~やや辺縁寄り),一個体中でも変化が多いので注意した方がよい。一部だけでなく葉の全体を調べて傾向をつかむ必要がある。或は “極端な中肋寄り・辺縁寄り” の部分を捜すとか。

この種も基本的には太平洋側の暖地のもので,島根県の採集記録はない。ただ隠岐と同緯度の福井県に記録があるので,可能性はゼロとは言えない。フィールドでは一見普通のベニシダ(やや重厚な)に見えそうな気がする。

本種の同定に関しては,上記(1)と(2)で不安を感じないが,他にも色々注目点がある。とにかく隠岐のベニシダ類の中では異彩を放っており,人で言えばつくづく “濃い顔” だと思う。

(3) 葉面は深緑色~暗緑色で,はっきり光沢が感じられる。
(4) 葉身はやや厚い革質でしなやか。
(5) 小羽片基部の両側が耳状にふくらむ。
いずれもはっきりした重要な特徴。(5)が変っていて印象に残る。

以下については独断。
(6) 下部の羽片は,上方へ円を描くように大きくカーブする。小羽片も連動するように鎌曲りする傾向がある。
(7) 小羽片の辺縁が裏側に反る(ヤマイタチシダ同様)。そのため小羽片内部が浮出し,厚くぼってりした感じになる。光沢も強調される。

昨年暮れ(2012.12.19),海士町の金光寺山(標高 168m)の中腹,駐車場近くの道路際で偶然気付いた。生育環境は低山地や人里付近で深山幽谷ではないらしい。しかも専門家が見落すようなものでもない。今頃になって “隠岐新産” とは驚く。きっと隠岐ではごく稀なのであろう。まさか,“この1株だけ” ということは…。普通の草本類では考えにくい事だが,多年性で寿命のない(?)シダではあり得る。1本だけ残っている樹木があるように。
プロフィール

T.Tango

Author:T.Tango
 丹後 亜興 (隠岐郡海士町)
   tttt@tx.miracle.ne.jp
 
 フィールドは隠岐に限られますが植物歴40数年。ブログの目的は「植物を調べている隠岐の人」への情報提供です。しかし外部の方の参考にもなるよう,汎用性のある記述を心がけます。
 地元密着型の軽めの記事(日記)も,「隠岐版」と断って混ぜることにします。
 質問や地元の植物ニュースは歓迎です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Access Counter
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR